懐石料理とは
懐石料理の歴史は400年。
16世紀、茶の湯と茶懐石を発祥とします。空腹時に抹茶をいただいては、胃をいためることがありますから、茶事の前に腹ふさぎの軽い食事をする茶懐石が生まれました。

懐石とは 温かい石、温石(おんじゃく)ともいいます。謡曲「鉢の木」をご存知と思いますが、 遠来の友をもてなしたかったものの、困窮した暮らしでは食べ物もなく、友のひもじさを少しでも和らげようと、命の次に大事にしていた鉢植えを囲炉裏で燃やして石を暖め、友の懐に抱かせたことにちなみ、心を込めたおもてなしのお料理という意味で「懐石」を使います。
コースで 季節の素材を吟味し、熱いものは熱く、冷たいものは冷たく、お客様のお食事の進み具合を見計らいながら、お料理を一品づつおだしするコース料理です。結婚式の披露宴、記念日、お茶やお花の会、お友だちなどの集まりにふさわしい料理です。
お品書きは
一期一会
華の懐石料理は、お客様の機会にふさわしいように、その時々の素材を生かしたお献立をその度ごとにご用意します。
松華堂 弁当とは 懐石弁当を松華堂弁当と呼ぶことがあります。江戸初期 岩清水八幡宮の、松華堂昭乗という社僧がおり、絵画、茶道をよくしたといわれております。この松華堂昭乗が田の字に仕切った箱を小間物いれによく使ったことから、その後田の字に仕切った箱に料理を盛り込んだ弁当を松華堂弁当、松華堂縁高などと呼ばれるようになりました。
*「幕の内弁当」とは芝居の幕間用に食べる弁当で、松華堂形式の箱は用いず、いろんな惣菜を一緒に盛に盛り込んだ弁当で、ご飯は一口づつ食べやすいように俵型になっていいます。
ご注意 お料理はお一人用にデザイン調理されております。同席の他のお客様とシェアすることを想定しておりません。コースを提供するには少なくとも2時間かかります。お急ぎの方、お子様をお連れの方にはお勧めしません。
ご相談・予約 3日前、$40/お一人、二人以上から予約を受けます。ご予算、人数に応じて調整します。お好みの素材や趣向がおありでしたら、気楽にご相談ください。お飲み物、タックスは、サンプルのお値段に含まれておりません。サービス料はチップとして20%をトータルビルに加算させていただきます。


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過去の調理例

1月 2月 3月 4月 5月 5月 6月 7月 8月 9月 11月 12月 12月

お通し
柿白和え
前菜
さけ砧巻き黄身酢かけ、いか紅葉和え、海老赤とんぼ
刺身
まぐろ、ひらめ、うに

焼き物

鰆西京焼き、酢蓮れんこん
油もの
松茸海老はさみ揚げ
煮物
鯛かぶら蒸、生うに、銀あん
お食事 稲庭うどん
水菓子
白玉ぜんざい

 

お通し
柿白和え 鮭親子漬け、水菜おひたし、鮟鱇共合え、はまち千枚巻き
お椀 鯛潮汁 針ねぎ
前菜
あんこう煮凝り、さけ砧巻き黄身酢かけ、いか紅葉和え、海老赤とんぼ、杭ごぼう
刺身
まぐろ、鯛

焼き物

ぎんだらうに焼き、丸十レモン煮
油もの
海老蓑揚げ
煮物かわり
かぶ白煮、あんきも照り焼きうに銀あんかけ
お食事 稲庭うどん
水菓子
洋なし蜜煮